ことばやさんの話し(2024.10.16)

ヨシタケシンスケさんの“このあとどうしちゃおう“を使って作文を作ってみました。
“おじいちゃんが死んじゃった“から始まる物語
そんなに重たい話ではないけれど
少しだけ死について少し触れてみようと思う。
でも授業はまず
“死んじゃう前に今できること“を考る。
できるかできないかは関係なく
「やってみたいこと」を書いていく
質問に答えてもらいながら
作文用紙に書き込む材料をつくっていきます
みんなの答えあれこれ
●この1週間でやってみたいこと
買い物できゅうりを5本買いたい
ケシピンを15回したい
背筋を鍛えたい
●次の学年になるまでにやってみたいこと
ギャルになる
カブトムシを3匹捕まえる
アイドルになりたい
●小学校を卒業するまでにやってみたいこと
学校でお泊まり
1人でホテルに泊まる
1人でおつかいにいく
●子供のうちにやってみたいこと
ホームランボールを取る
お母さんとお父さんにプレゼントを渡す
塩作りをしてみたい
●自分でお金を稼げるようになったらやってみたいこと
プール教室に入学する
おやつ買いたい
野球道具を買う、野球観戦をする
●行ってみたい場所

東京タワー
北方領土
クワガタがいっぱいいる山
●それ以外でやりたいこと
オリンピックのバレーボールを見にいきたい
ジャイアンに会いたい
スネ夫の家をコピーする力
ペンギンになりたい
⭐️⭐️⭐️
んーーっ!みんな可愛らしいっ!!😆
見ていてとてもあったかい気持ちになるものから
面白くて笑っちゃうものまで、たくさん考えてくれました
やりたいことリストを書き終えたら、
死んじゃうことについて少し話してみます。
死んじゃうってどんなことだろう
形がなくなる以外にも何がなくなるんだろう
死んじゃうって無くなるだけじゃなくて
増えることはないのかな
増えるとしたらなんだろう。
大人にもわからない哲学的な話しを
みんなの心が元気であることを確認してから話してみる。
人間の死だけに限らず
ペットだったり、学校で飼っている金魚だったり、
ウサギだったり、食物連鎖の中にいる動物だったり、少し近くにある死について少し心を澄ませて考えてみる。
みんながかいてくれたこと。
いなくなることは悲しい、
2度と会えなくなる、
パパとママが死んじゃうのは嫌だ
寂しくなる
悲しい
嬉しい気持ちがなくなる
赤ちゃんが産まれて大人になって死んじゃうことは悲しい
死んでほしくない
そんな言葉が書かれていく
じゃあ増えることはなんだろう
会いたい気持ちが増える
思い出話しが増える
魂がふえる
死体が増える
大人の心配をよそに、スラスラと書き入れていく子供たち。
よかった。
いつもより子供たちの気持ちがオープンになった気がしている。
今日、初参加だった子は“楽しかった“と言ってくれた。
よかった。
自分の心に向き合って
大人も自分をむいてくれて考えてくれて、
足りない気持ちや言葉をサポートしてもらいながら作っていく自分の気持ちって楽しいよね。
書く作業は考えないとできないことだから
めんどくさいと思うかもしれないけど
楽しいことでもあるはずなんだ。
その“楽しい“は彼らの財産になるはずで
少しでもその気持ちを継続していけるようにサポートできたら
こんなに幸せなことはないな、と思うのです。
いつも参加ありがとう。
今日の質問、もしよかったらおうちで、家族で
話してみてくださいね。 ひさえてんちょー

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